製品概要
素子数5倍で治療時間短縮
東芝メディカルシステムズの「320列エリアディテクタ」は、同社が販売するコンピューター断層撮影装置(CT)の最上位機種「アクイリオンワン」に搭載しているX線検出器。人体を通過したX線を電気信号に変換するセンサーの機能を果たすもので、素子数を従来機種の5倍に増やした。検出器の幅は16センチメートル。従来、らせん状に撮影していた脳や心臓は1回転で画像に収まる。救急医療現場において脳卒中患者の治療時間の大幅な短縮につながる。
受賞者の声
世界の医療に貢献
栄誉ある賞を受賞でき大変うれしいです。開発者も励みになるでしょう。今後、搭載したコンピューター断層撮影装置(CT)「アクイリオンワン」で、世界の医療の発展に貢献していきたい。(東芝メディカルシステムズ 小松研一社長)
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製品概要
通気性が5倍 優れた体圧分散性
永平寺サイジングの受賞部品は、軽量で通気性の高い繊維構造体を利用したクッション材。05年から福井大学、福井県工業技術センターと産学官共同で繊維素材を研究し、高機能部材を開発した。
多層構造織物を特殊熱加工で立体形状にした。原糸開発にまで踏み込んだことで、優れた圧縮回復特性や耐久性を実現した。空隙率90%以上で通気性は綿布団の5倍。体圧分散性にも優れる。ポリエステル100%でリサイクルがしやすい。 |