モノづくり推進会議は9月15日、東京・一ツ橋の如水会館でネイチャーテクノロジー研究会を開いた。テーマは「あたらしいものつくりと暮らし方のかたち―楽しみのくらし―」。同研究会コーディネーターの石田秀輝東北大学大学院教授と古川柳蔵同大学院准教授が講演した。石田氏は、自然観を持ち続けた日本人が精神欲をあおる産業革命を成功した要因に"勤勉革命"があったという仮説を提唱。古川氏は低環境負荷だった戦前の暮らし方を応用することで、将来望まれるライフスタイルを実現できることを示唆した。講演後は参加者から多くの質問・意見が寄せられ、関心の高さがうかがえた。

自然に学ぶネイチャー・テクノロジーとライフスタイル

モノづくり推進会議は2010年12月14日、東京・上野の国立科学博物館でネイチャーテクノロジー研究会を開いた。同博物館で開催中の自然のメカニズムを活用したテクノロジローを紹介する企画展「エコで粋!?自然に学ぶネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展」を視察。東北大学大学院の石田秀輝教授や、国立科学博物館の鈴木一義理工学研究部科学技術史グループグループ長らが、トンボやヤモリ、ハスの葉といった動植物や昆虫などが有する機能とテクノロジーを解説し、講演した。約30人が参加し、自然のすごさを賢く生かすテクノロジーとライフスタイルのあり方を考えた。

石田秀輝氏(東北大学院教授) 東京・上野の国立科学博物館で

モノづくり推進会議は9月30日、東京・日本橋のTKP東京日本橋ビジネスセンターでネイチャーテクノロジー研究会を開いた。テーマは「あたらしいものつくりと暮らしかたのかたち」。同研究会でコーディネーターを務める石田秀輝東北大学大学院教授のほか、古川柳蔵同大学大学院准教授、伊東美穂電通ソーシャル・プランニング局ソーシャル・コミュニケーション開発室CSRビジョン開発部長の3氏が、地球環境問題のリスクが限界に達する2030年を想定した新しいモノづくりと暮らしのあり方について講演した。今後のビジネスのヒントを得ようと約70人が来場し、熱心に聴き入った。

石田秀輝氏(東北大学院教授) 講演に聴き入る研究会参加者

モノづくり推進会議は6月11日、東京・六番町の主婦会館プラザエフでネイチャーテクノロジー研究会を開いた。テーマは「自己組織化技術とバイオミメティック材料」。講師に東北大学原子分子材料科学高等研究機構・多元物質科学研究所の下村政嗣教授を招き、東北大学大学院環境科学研究科の石田秀輝教授の進行で、生物の機能の応用利用を考えるバイオミメティクス(生物模倣)の最新動向を報告した。約70人の参加者が集まり、熱心に耳を傾けた。

生物の機能・現象に着目

勝手に物ができあがっていく「自己組織化」

石田秀輝氏(東北大学院教授) 講師:東北大学原子分子材料科学高等研究機構・多元物質科学研究所
下村政嗣教授

 モノづくり推進会議は4月21日、東京・中央区の日刊工業新聞社本社でネイチャーテクノロジー研究会を開いた。テーマは「直流電気を使いこなすエコハウスプロジェクト」。東北大学大
学院環境科学研究科の田路和幸研究科長を講師に招き、同大学大学院の石田秀輝環境科学研究科教授がコーディネーターを務めた。田路氏は東北大学内のエコハウスで取り組んでいる省エネに
ついて、直流の使い方をポイントにあげると同時に、リチウムイオン電池の有用性を強調した。エコハウスの具体的な省エネ機能を探ろうと、会場は満席となった。

モノづくり推進会議は2009年12月22日、東京・一ツ橋の如水会館でネイチャーテクノロジー研究会を開催しました。講師はマイクロアルジェ(微細藻類)の活用に取り組んでいる竹中裕行マイクロアルジェコーポレーション社長で、テーマは「藻類利用によるバイオ燃料開発の新展開」です。まず、同研究会のコーディネーターを務める石田秀輝東北大学大学院教授がネイチャーテクノロジーの概要を説明しました。その後、竹中氏がバイオ燃料としてのマイクロアルジェの有用性と、実用化に向けた課題と解決策を示しました。当日は定員を大幅に上回る約90人が集まり、多くの質問が出るなど、マイクロアルジェへの関心の高さがうかがえました。

モノづくり推進会議は東京・一ツ橋の如水会館で第8回「ネイチャーテクノロジー研究会」を5/22に開催しました。今回はアリ研究の第一人者である京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科の山岡亮平教授を講師に招きました。テーマは「アリをフェロモンで操れるか-さまざまなアリの行動を決定する情報化学物質とは-」です。アリはフェロモンにより同じ種類でも巣が異なる仲間を区別できるなど、フェロモンを活用して行動判断しています。科学の目でとらえたアリのフェロモンの機能について学びました。

講師
京都工芸繊維大学院 工芸科学研究科教授 山岡亮平氏
nature090512_001.jpg2030年に望むライフスタイルを議論
モノづくり推進会議は08年12月、09年2月、同3月の3回にわたり、ネイチャーテクノロジー研究会でネイチャーテクノロジーの創出手法を試みるワークショップ(WS)を行いました。参加者がグループに分かれて、環境制約を踏まえた将来のライフスタイルを考案しました。そのライフスタイルから個々の機能を抽出し、その機能を実現できる自然を生かしたテクノロジーを検討しました。地球環境問題が深刻化する中、従来のテクノロジーの延長ではおのずと限界が訪れます。今後も持続可能で心豊かな生活を送るには、ネイチャーテクノロジーの一層の活用がカギとなります。

自然から学ぶモノづくりを研究している「ネイチャーテクノロジー研究会」。東北大学大学院の石田秀輝教授のコーディネートの下、これまで4回にわたり、専門家を招いてネイチャーテクノロジーの具体的な事例を学び合ってきました。今後、研究会活動をより深化させるため、ネイチャーテクノロジーの創出手法を実践するワークショップに活動を移行します。12月1日に東京・一ツ橋の如水会館で開いた第1回のワークショップでは、参加者が3グループに分かれて活発な議論を繰り広げました。

081226ph_nature_ishi.jpg 東北大学大学院教授(コーディネーター)
石田 秀輝氏
081226ph_nature_furu.jpg 東北大学大学院准教授
古川 柳蔵氏

モノづくり推進会議は9月16日、東京・一ツ橋の如水会館で第4回「ネイチャーテクノロジー研究会」を開きました。講師に同志社大学理工学部教授の藤井透氏を招きました。藤井氏は竹の可能性について「持続的再生産が可能な天然資源として優れているのではないか」との見方を示す一方、価格や安定供給などで問題があることを指摘しました。また、ネイチャーテクノロジー研究会のコーディネーターである東北大学大学院教授の石田秀輝氏が同研究会の意義と今後の方向性を示し、東北大学大学院准教授の古川柳蔵氏がネイチャーテクノロジーの具体的な取り組み手法について説明しました。

081104_nature01.jpg ハンガーからハイテク装置まで竹の利用可能性は広がる
3_nature_kaijyou.jpgモノづくり推進会議は7月8日、東京・大手町の経団連会館で第3回ネイチャーテクノロジー研究会を開きました。講師は東京農業大学の長島孝行准教授です。昆虫の機能を生かしたモノづくりや技術開発である「インセクトテクノロジー」を提唱します。長島准教授は「生物は我々が求めているほとんどのモノを有している」と生物の持つ機能の有用性を強調しました。また、コーディネーターの石田秀輝東北大学大学院教授は「完全な循環を持っているのは自然しかない」と述べ、ネイチャーテクノロジーへの取り組みが、今、なぜ必要かを改めて説明しました。

モノづくり推進会議は5月27日、東京・九段の九段会館で第2回のネイチャーテクノロジー研究会を開きました。昆虫の機能を生かした産業技術に詳しいユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学所長が「生物多様性とネイチャーテック」をテーマに講演しました。赤池氏は「生物多様性に資するモノづくりはリアルに存在します。地球規模でのビジネスになります」と強調しました。また、研究会のコーディネーターである東北大学大学院の石田秀輝教授が研究会の趣旨と今後の方向性を語りました。赤池氏の講演に絞って取り上げます。

動植物などの自然界が持つ機能や素材を模倣することで、環境配慮と経済性が両立したモノづくりを目指すネイチャーテクノロジー。モノづくり推進会議は3月19日、東京都文京区の椿山荘で「ネイチャーテクノロジー研究会」の第1回研究会を開きました。研究会では、同分野の第一人者で研究会のコーディネーターでもある東北大学大学院環境科学研究科の石田秀輝教授が「自然のすごさを賢く活かす―あたらしいものつくりと暮らし方のかたち」と題して講演をしました。石田教授は自然が持つ循環のメカニズムを生かすとともに、テクノロジーの中に「粋」の概念を入れることで新しいテクノロジーの形態ができると語りました。