グローバル競争力強化関連事業

当事業は、モノづくりに携わる企業が抱える「技術」、「人材」、「企業経営」、「市場価値」の様々な課題解決をテーマに、現在、4つの活動を展開しています。

  • モノづくり力徹底強化検討会
  • 人材育成関連事業
  • 長寿企業イノベーション勉強会
  • 価値創造型サプライチェーン検討会

各活動の概要、開催例(テーマ、内容等)の通り、専門家や有識者の方々を講演者やコーディネータにお招きし、研究会、セミナー、シンポジウム等、様々な形式にて実施しており、会員企業を始め多くの方々にご参加いただいています。

モノづくり力徹底強化検討会
概 要

当検討会は、極めて厳しい環境下でもグローバル競争力を確保し、世界から尊敬されるモノづくりのあり方を探る活動として、設計や製造技術、生産管理、品質の維持・向上など、モノづくりに求められる様々な要素の強化策を検討しています。主なテーマは、ロボットテクノロジーなどの活用によって加工、組立、搬送などモノづくりのあらゆる工程の自動化や、情報処理・情報技術(IT)を駆使した試作レスの開発技術や生産管理の高効率化、また、最先端の省エネ技術の活用などです。
わが国のモノづくり産業の今後の進むべき道、グローバル化への対応など、モノづくり産業が直面する現状や課題などについては、先進的なモノづくり技術を有する会員企業の事例などを学びことで検討を深めています。
通常の検討会は、会員企業を中心に50名程度の参加枠で実施し、旬なテーマについては参加枠を200名以上に拡大し、会員企業以外の方々もご参加頂けるシンポジウム形式で実施しています。

開催例

●第5回(2014年10月3日開催)
テーマ:「変わるモノづくり~ビッグデータがもたらすもの~」
ドイツが目指してきている「インダストリー4.0」という第4次産業革命を事例に、あらゆる情報を活用しながら、モノづくりに革命をもたらそうという動き、またそれに関係してIT企業がどうかかわってくるのかということについて、検討、議論を展開しました。

●第4回(2013年11月12日開催)
テーマ:「次世代を見据えたモノづくり」
蛭田史郎氏(旭化成 常任相談役)より、同社製品の変遷を踏まえて、日本のモノづくりの変化についてのご講演を、また、藤原博昭氏(安川電機 生産・業務本部 先端生産技術センタ長)には、徹底的な効率化によって新しい価値をこれまでにないスピードで提供することが競争力維持向上に重要であるとのご講演をいただきました。


人材育成関連事業
概 要

わが国を牽引してきたモノづくり企業がグローバル的な競争に打ち勝つためには、次世代の中核人材の育成・強化が不可欠です。本事業では、熟練技能者の引退に伴う技能継承や産業技術の高度化・短サイクル化への対応など、山積する課題に対して、企業が求めるこれからの人材のあり方や、女性の活躍機会拡大など多様な働き方について探っています。
通常の研究会は、会員企業を中心に50名程度の参加枠で実施し、特別講演会やシンポジウムなどは参加枠を200名以上に拡大し、会員企業以外にも参加いただける形で実施しています。
また、普段座学では体験することができないモノづくり現場の魅力を体感することができるよう、大学などと連携し、学生を中心とした30名程度の参加者を募った工場見学会なども実施しています。

開催例

<研究会>
●第4回(2014年9月12日開催)
テーマ:「ドイツのモノづくり人材育成 教育制度・企業の取り組み~デュアルシステムとデュアルスタディー~」
産学連携による実践的な教育が進んでいる先端的な事例としてドイツの企業の取り組みを紹介しました。学校での授業と並行して、企業でも実務研修をうけるというデュアルシステムについてご説明いただいたほか、学生や生徒を受け入れている現地進出企業から即戦力となって活躍してもらえるメリットがあるということなどについて、事例を交えてご講演いただきました。

<特別講演会>
●特別講演会(2014年8月21日開催)
テーマ:「価値創造のためのダイバーシティー経営のあり方」
生産年齢人口が減少する中、子育て中の女性や主婦をはじめ、障がい者、高齢者などの一層の活躍水深が急務となっています。そのためには、多様な人材が持てる納六を最大限に発揮できる環境整備が不可欠です。そこで、ダイバーシティー経営に取り組む企業の最新事例を交えながら、これからの人材活用戦略を探りました。

<工場見学会>
●学生向け工場見学会(2014年10月29日開催)
訪問先:文化シヤッター株式会社 小山工場
早稲田大学商学部・藤田誠ゼミナールと連携し、大学生向けの工場見学会を実施しました。今回は、文化シヤッター(幹事会員)の小山工場を訪問しました。


長寿企業イノベーション勉強会
概 要

本勉強会では、創業100年を超える長寿企業の特長に着目し、危機を何度も乗り越えてきた長寿企業の軌跡や技術革新のあり方などを分析し、モノづくり企業の経営手法などのヒントになるような知識やノウハウの体系化を志向しています。
勉強会では、会員企業を中心に50名程度の参加枠で実施し、長寿企業の経営者や有識者らを講師に招き、時代環境に合った技術の開発・活用の仕方や事業モデルの変革、イノベーションのあり方、企業が長期持続的に成長を続けることの重要性と、そのために必要な企業経営のあり方などを学ぶ場となっています。
また、地域フォーラムやシンポジウムも参加枠を300名程度に拡大して開催し、長寿企業に関する講演やパネルディスカッションを実施しています。

開催例

●シンポジウム(2014年11月21日開催)
テーマ:「不変と革新~貫く企業理念~」
本シンポジウムでは、後藤俊夫氏(日本経済大学経営学部長)の「長寿企業大国日本の秘密」、堀切功章氏(キッコーマン社長)の「キッコーマンの伝統と革新」、ヘルベルト・ヘミング氏(ボッシュ日本法人社長)の「Bosch 158 Invented for Life」をテーマに、ご講演いただきました。

●第2回(2014年5月22日開催)
テーマ:「不変と革新」
企業が長期持続的に成長を続けることの重要さと、そのために必要な経営のあり方などについて、長寿企業などの事例を交えた講演を軸に多角的に検討しました。

●地域フォーラム@京都(2014年2月21日開催)
テーマ:「老舗フォーラム~100年経営を考える~」
長い歴史を持ち、伝統を守りつつ常に新しい試みに取り組んできた企業のトップにご登壇いただき、経営環境の激変をしなやかに生き抜いてきた共通点を探ったほか、災害や経済危機を乗り越える手法などについて議論を行いました。


価値創造型サプライチェーン検討会
概 要

本検討会は、過去開催の「感性価値事例セミナー」を発展させ、人の「感性」と「行動」を軸にしたビジネスマネジメント理論と実践手法を研究開発しているオラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司氏によるコーディネートのもと、作り手と売り手との協働による製品価値創造の実践の場を志向しています。
具体的には、価値創造型サプライチェーン(SC)成立要素と構造、具現化のための手だてなどを、以下の3つの着眼点より、企業のケーススタディーを交えながら検討しています。
(1)価値創造型のマーケティング活動をサプライチェーン(SC)全体でいかに行うか
(2)それを推進するためのオープンイノベーションをいかに行うか
(3)前記の活動を通じて「顧客を知る」活動にいかにつなげていくか
本検討会は、モノづくり日本会議の会員企業で、消費者向け商品の製造・販売、およびメーカーに素材・部品やサービスなどを提供する企業、問屋業・商社などに所属され、継続して参加できる方々を対象にしています。
本検討会では、検討結果を「何をどのように行えば“価値創造型サプライチェーン”が成立するのか」提言としてとりまとめ、成果や先行事例と合わせ、シンポジウムなどを通して広く発信していくほか、ウェブサイトを活用した会員企業のビジネス拡大に結びつく検討会としていきます。

開催例

<検討会>
●第1回(2015年4月16日開催)
「価値創造型サプライチェーン構築」の研究・実践を行う上で、まず、感性価値の創造とは何かについて、ゲストスピーカーに椎塚久雄氏(椎塚感性工学研究所代表、日本感性工学会前会長)を招き、感性工学の発展経緯と感性価値創造のシステム的アプローチ、今度の展望などを概観しました。

<感性価値事例研究セミナー>
●第2回(2014年9月2日開催)
テーマ:「価値創造型サプライチェーンの構築
~『いい製品・サービス』だからこそ売れていく仕掛けと仕組み作り~」
「モノが売れない時代」と言われますが、エンドユーザーは商品・サービスに「価値」を認めれば、類似のものより価格が高くても購入しています。自社製品の価値をどのようにして見いだし、価値伝道の仕組みづくりを、サプライチェーンの上流側からどのように働きかければよいのかについて、実際の成功事例を交えて探りました。